10月に心の不調でお休みを2週間取ったのですが、その復帰日10月21日から2ヶ月たちました。その間、心がけていたことは「限られた時間と体力でどうやって貢献するか」というものでした。
医師からは3ヶ月の残業制限を復帰後の診断書として出してもらい、休みに入る前と比べればずいぶんと仕事量は減ったように感じます。
ただ、やはり残業をゼロにすることはできず、時には深夜/徹夜の対応も必要なこともあり、プレッシャーや叱責を受けることも時折あった(以前は毎日のようにあったことに比べれば大きく改善)わけで、2ヶ月で劇的に悪化はしないものの、よくなったり悪くなったりを繰り返している感じでした。
意識的に仕事を意識の外に追い出す
そんな2ヶ月間で意識的にやったことは
明日に回せる仕事は明日に回して20時までにPCを閉じる
夜チャットやメールを見ない
土日にチャットやメールを見ない
ということです。
平日夜はできる限り、ブログやYoutubeのことを考えたり、最近であればSubstackに何書こうかなみたいなことを考えたりして、仕事以外の活動のことに思考を振り向けました。
WFHなので7時以降は子供が強制的に仕事からプライベートに意識を引き戻してくれるのは、これはこれで良いことだと感じています。以前は晩ご飯を食べた後仕事に戻っていたけど、最近は7時以降は予定を入れないようにしています。
土日は、以前は家族と過ごす時間も常にチャットを見ていて、何かトラブルがあればすぐにラップトップを開く、打ち合わせに参加するなどしていましたが、最近は自分の役割も少し変化したこともあった土日はほぼ仕事をシャットアウトすることができています。
仕事に打ち込むこととと仕事を遠ざけることは相反しない
この2ヶ月は、仕事ができる状態に回復することが仕事だったともいえます。
復帰直後、以前と同じような状況に再び陥りかけて体調がかなり悪化してしまいました。これでは駄目だと、状況の打開を図るべくいろいろ手を打って、仕事を減らすこと、そして仕事から意識を外す時間を取れる状況に2ヶ月かけて持って行くことができたと思います。
目の前にやるべき仕事があるのに仕事を無視するというのはなかなかむずかしいものです。仕事を意識の外に追い出すためには、まずは仕事を減らす努力をする必要がありました。
健康上問題がない人にとっては「今の僕の状況が特殊」と思われるかも知れませんが、僕もその状態から健康を害すまでになってしまったわけですから、今言えることは「起きている間すべての意識を仕事に持っていかれる状態は危険」ということです。
潰れる前は勤務時間こそ長時間であったものの、生産性は半分程度に落ちていました。今は勤務時間がかなり短くなりましたが、潰れる直前の生産性とあまり変わりません。
休むこと、仕事を意識的に離すことは生産性を回復させるために非常に重要です。ありきたりな言葉で言えば、休むことも仕事のうちってやつです。
よく働くためには、よく休み、よく遊ぶことが必要だな、と今回のことでつくづく思いしった次第です。