収録してからかなり時間が経ってしまいましたが、Hacks Letterの方にも倉下さんとの対談の音声を配信しておきます。Hacks Radioで言うと第95回ですね。
Youtubeの字幕/BGM付き版はこちら。
今回からVrewを使った字幕入れをやっているのですが、Vrewを使わなければ永遠に終わらないところが10時間程度で終えることができました。
なかなか投入時間対効果が難しいところですが・・(10時間あればブログ5本ぐらい書けちゃいますからね😅)まぁ、将来への投資ということでYoutube動画への字幕入れは続けてみたいと思います。
さて、簡単なまとめですが、今回は倉下さんをゲストにお招きして
・ライフハッククラブハウスの今後について
・休む技術について
お話しさせて頂きました。
話題に上がっていた「ライフハッククラブハウス」では以下のDiscord チャネルで日々ライフハックについて語らっています。ご興味があるかたは是非ご参加ください!(このメルマガの読者さんの大半は既に入られている気がしますが・・)
ライフハッククラブハウスの今後について
やってよかったコミュニティづくり
2月中頃時点で会話しているので、3月の中旬にさしかかってきた現在とは少々状況も変わっているのですが、倉下さんとベック双方の共通見解は
こういう場所を待っていた
というものでした。音声の中でも語っていた通り「誰得っていうと俺得って言う感じのチャット」ができただけでも御の字です。
書き手へのお返しと運営費問題
ライフハッククラブハウスで体系立てたコンテンツを作ろうとしたときに、どうやって書き手にリターンをしていくか?或いは運営費をどうするかといった議論では
Lifehack Clubhouseで連載記事を書いてもらいそれを電子書籍化していくお手伝いをする(編集をこちらで請け負う)
Youtubeでインタビューをさせてもらって、それを電子書籍にこちらでまとめていく
等の方法で、リターンをしていくのが良いのではないかというお話をしました。まだ具体的に誰にどう書いてもらうかというのは決まっていないのですが。
Wikiへどうやって情報をまとめていくか
Wikiへの情報のまとめをしていくアプローチとして、
最初から体系立ててページを構成して皆で分担して書くべきか
お題を決めてみんなの事例を集めてそれをまとめるべきか
という議論を行いました。前者の方がまとまりがよくなりそうに感じる反面、
GTDを学ぶためにGTDを学ぶのではなく、自分の困っていることを解決させるためにGTDから必要なエッセンスを取り入れる訳で、皆のやり方や、皆の困りごとへの対処
Clubhouseのチャンネル分け
お題を投げて返答を返してもらう、ブログを書いてもらう。或いは質問を投げてもらってそれに皆で答えるといったチャンネルを分けた方が良いのではないかという話をしました。
その後、実際に分けてみてある程度「コール&レスポンス」が成立しているので、これはこれで成功だったかなと。
ただ、その後チャット全体の活性度が下がり気味なので、活性化をどうはかっていくかがこれからの課題になりそうです。もうちょっとネタを投下せねば。
運営費どうするか問題
どのように運営費をまかなうか問題は以下の様なアイデアがありました。まずはSubstackで会報誌的なまとめを出しつつ、Substackの有償設定を設けるか、会報誌の編纂を行うかも知れません。
会報誌的な有償電子書籍を作って販売して運営に充てる
Newsletterの一部コンテンツを有料化する
Substackの有償設定をして寄付を募り、コンテンツはフルオープン
Substackの有償会員の方には電子書籍をプレゼントする
(月額寄付 or 会報誌によるスポット寄付)
休む技術
後半は休む技術について語らいました。
休むのが苦手なBeck
Beckはダラダラすると非常に罪悪感を感じる性格です。例えば、信長の野望や三国志をひたすらやり続けるのが一番のダラダラなのですが、これをやると後から罪悪感に苛まれます。「あー、この時間もっとXXできたのに」と。
ゲームをしている瞬間は楽しいのであれば、「それでええやん」と思えばいい
ダラダラしようと思ってゲームをしたのであればそれで成功、罪悪感を感じる必要はない。
今はダラダラすると罪悪感を感じるかも知れないが、それを繰り返すことによって身体化していくと。ダラダラする技術を身につけることができる
といったアドバイスを頂きました。ダラダラすることを忌避してきたわけですが、それが休み下手な様になったことは間違いないので、まずは修行と思ってダラダラしても罪悪感を感じないところまでダラダラしてみたいと思います。
アウトプットがもっと出せたはずという幻想
休職期間中、アウトプットを沢山出せていたのですが、その中で常に「普通の状態やったらこれぐらいだせただろう」という想いにとらわれていました。
その「本来なら」ということ自体が幻想であり、出せない今が普通で、絶好調の時の自分を本来とすること自体が無理がある。
調子が良いときと、そうでもないときムラが出るというのがスタートラインで、今なんぼかアウトプットできているのであれば0ではないからよしとする
といったアドバイスを頂きました。
「期間にみあった量」をはかるのは実際かなり難しくて「完璧に出来たはずのBeckという世界線」と比較するから苦しくなっていたのだと想います。
倉下さんが調子を戻すときに撮られたアプローチは以下の通りで
まずは薬を飲んだか、みたいな簡単な記録からはじめる
タスクを1つだけ増やす
自分がどれぐらいできるかを観察して段階的に増やす
段階的レベルアップ法とも言えるこの方法で、倉下さんは徐々にできることを増やしてきたといいます。
目標を「本来の自分」という幻想にあわせることは「完全な負け戦」を仕掛けることになるため、「今の自分が出せるアウトプット量」を観察して、そこを基準に「1週間自分が無理なく働ける量」を設定していく。
今まで自分の掲げる理想の自分に近づくために、常にストレッチ目標を掲げていくという生き方をしていたため、それがある意味で自分を苦しめる原因となってしまったのかもしれません。
このアプローチでもちろん、過去うまくいっていた部分もあるわけですが、しんどい時に更に自分をしんどくしてしまったこともまた事実。今の自分がどれぐらいできるかをよくよく観察してみるところから始めたいと思います。
ゲームが出来る様になったことを喜ぼう
最後、Takahrtさんから頂いたコメントで
自分が入院/手術する時に「信長の野望」をインストールしたPCを持って行って入院したけど、術後気持ち悪くて遊べなかったですね。ゲームの時間を確保されたなうらやましいです
というのを頂いて気づいたのですが、実は休職期間に入った直後はゲームが出来ませんでした。休んでる上に、更に非生産的なことをやることに大変恐怖していたのと「ゲームをやりたい」という欲求がわいてこなかったのです。
1ヶ月ほど休み、色々な「やりたい」という欲求が戻ってくる中で、やっとゲームをやりたいと思えるようになりました。罪悪感を感じるほどなので、ゲームをやるにも気力が必要だったわけです。
だから、まずはゲームができるところまで回復できたことを喜ぶべきなのだと想います。罪悪感を感じないっていうのはまだ修行が必要そうですが、倉下さんに言われた「残念に思うことを残念に思うのだけはやめたほうがいい」というのは、意識していこうと思います。
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