誰に言われてるかって言うと、奥さんにです。
そりゃまぁ、Youtube動画を撮りたいからってカメラをD800からZ6Ⅱに買い換えて、何十本も動画を撮っては編集してYoutubeにあげ続けて、9ヶ月ぐらい経ってるわけで。
奥さんもぼんやりと「Youtubeに動画を上げているけど、全然有名じゃない人」ぐらいの認識はしていて「あいつ何やってんだろう」位に思われてるのは重々承知。
何をもって見られているとすべきか?
この、見られている、見られていないというのは中々に難しい問題である。動画公開したら数千回再生されれば見られているのか、1万回超えないと見られていないのか・・まぁ、完全に主観の問題であろう。
そう、うちの奥さんが認知するYoutuberというのは、登録者数100万超え、再生数は常に万を超え、金色の盾を後ろに飾っている様なYoutuber。そういう認知の世界に生きていれば、僕など「誰にも見られていない」に等しい。
ちなみに、登録者数1000人以下のYoutuberが85%位らしいので、まぁうちのチャンネルはその他大勢、つまりはマジョリティ!
冗談はさておき、2月にあげた動画をいくつかピックアップしてみよう。
ゴフッ(吐血)
いや、まぁ、こんなもんですよね。ラジオの動画は30回未満(Podcastの方だと170再生位)、Youtubeだけで出してる動画はまぁ、50〜200位、見て貰えるときは数千、数百ですが、まぁ、ごく稀ですよね。
10分の動画でも、一本作るのに4,5時間は掛かるし、30分ぐらいになると10時間は掛かる訳です。(カット作業や通しの確認作業は動画の長さに比例する)
それなりの労力を掛けて作って、50再生ぐらいで留まることについてどう思うかと言われれば・・・
「イヤッホーイ、50人も聴いてくれた人がいるぜ!」
ですよね、当然。
別にYoutubeに限った話でもない
ここまでYoutubeに限って話をしていますが、Podcastは登録者数推定200前後、メルマガは121です。登録者数だけで言えばYoutubeの方がいつの間にか逆転してましたね、ハハ。
メルマガはRSSの登録数が4000超えてるってFeedlyが言ってますが、PVは全盛期の1/10位になってるので皆が皆Active Userでない可能性もあり。
Twitterのフォロワー数は最新値で6819人。
前振りが長くなりましたが、そうです。
いや、なんとなーくかもしれませんがね、フォロー/購読して待ってくれてる人がいるってのはとっても幸せな事なんです。数の多寡じゃねぇ。
僕が何かを世に出したとき、それを見てやってもいいぞという人がいる。いいねを押してくれる人がいる。ファンやフォロワーと呼ぶのはおこがましい、僕の話を聞いて下さる/呼んで下さる御仁がいらっしゃるわけです。
僕は別に、壁に向かって喋っているわけじゃない。僕はネットの向こうに、確かに自分の話に耳を傾けてくれる人がいると実感できる。
インターネット黎明期、僕は真に誰にも読まれない”ホームページ”をプロバイダのサーバにアップしていた。CGIでカウンタを設置し、teacupの掲示板でインターネット上で知り合った人達とキリ番報告をしあっていた。一人ではなかったが、ごく限られた仲間と一緒に「作品(黒歴史で見せられない)」を世界に発信していた。
絶海の孤島で石板を刻み続けていた人間から言わせて貰えば、TwitterやGoogleによって世界と繋がるブログやYoutubeの世界ってほんまに最高な訳ですよ。
え、フォロワー数や購読者数がどうしたって?
ハードウェアやソフトウェアの進化
僕が高校生になった頃なので多分、1998年あたり。ムービーはおろか、デジカメすらなくて高画質な写真を撮ることすらままならなかった。
社会人になってからも、文字や低画質の写真こそ気軽に発信できたが、高画質な映像も高音質な音声もまだまだインターネットやモバイルにはヘビーな存在であった。
しばらく2013年発売のMacbook Proを使っていたが、残念ながらHD動画の編集すらままならない代物だった。それが、2020年に購入したiPhone12 Pro Max、M1 Macbook Air、2021年に購入したZ6Ⅱによって大きく変貌を遂げた。
4K動画の撮影も編集も問題無く、超高画質の写真をバンバン録ることもできる。Go Pro Hero9やInsta 360 Go2は今まで諦めていたシチュエーションでの動画撮影を可能とした。
やりたいことができるようになると、やりたいことがどんどんと広がっていく。上達してできることが増えていく感覚は、純粋にとても楽しい。
僕はとても楽しい。それ以上の理由は不要。
さて、日本人の悪癖ともいえる「結論を先に言わない」を具現化したような文章であるが、タイトルの「「誰も見ていないで有名なYoutuber」と言われた男が動画を上げ続ける理由」をちゃんと述べるならば。
僕はとても楽しい。
の一言に尽きる。楽しい理由は大きく2点。
僕の話を聞いてやっても良いという御仁が少なくとも100人以上はいらっしゃる
機材がそろってやりたいことができるようになり、上達するにしたがってできることが増えていってやりたいことが増えていくスパイラルに入っている
そして、もう一点、妻のくだんの一言の続きを紹介してこの文章の締めとしたい。
「まぁ、あんたが楽しいならそれでいいけどね。」
いつもご理解ありがとうございやっす!
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インターネット黎明期の話、そうそう、そうだった!と笑い出しそうになりつつ膝を打ちました。私も Beckさんの黒歴史ホームページのカウンター300番踏みたかった!(笑) teacup掲示板は私も設置してました。