2月の健康診断の結果を受け取ったのだが、結果はまさかの「E:要精密検査」。勿論、人生初のことである。
今までも要経過観察なことはあったのだけど、要精密検査という文字を見た瞬間に「もしかしたらヤバい病気かも。もしかしたら長く生きられないかも知れない」という考えが頭に過った。
便潜血反応が2回の内1回でたとのことで、まぁ、これが直ちに大腸がん等の重篤な病気であるとも限らず、大腸ポリープや切れ痔的なヤツかも知れない。前職及び転職時の外部健康診断では検便がなかったので、もっと前から潜血はあったのかもしれない。
勿論、直ちに精密検査を受ける。ポリープやらなんらか潰瘍的なものがあるかもしれないし、何も見つからなければお尻のトラブルという結論になるだろう。便潜血反応から癌である可能性は1−2%程度らしい。
もしも、重篤な問題が見つかったとしても、見つけるのが早いに越したことはない。完治するにしても、余命がわかるにしても。生きるために全力を尽くしたいし、生きている間になし遂げておきたいことも多い。
メメント・モリ
人は必ずいつか絶対死ぬ。明日事故に遭って死ぬかも知れないし、重篤な病気で3ヶ月で死ぬかも知れないし、戦禍や災害によって突然命を失うかも知れない。
それなのに、僕は今が人生の折り返し地点ぐらいでもう40年ぐらいは生きるのだろうと漫然と考えていた。日々を大切に生きたいと思っているのに、気がつくと時間はあっという間に過ぎていた。
スティーブ・ジョブズのまねをして鏡を見て「今日が人生最後の日だとして・・」と自問自答している人がいたとして、この人はどれほど死を覚悟しているだろう。
「E:要精密検査」の文字は、僕と死との距離をぐっと縮めたことは間違いない。精密検査の結果がどうなるかは分からない現時点では「自分に残された時間が短いならば、どうすべきか」について考えずにはおれない。
気がかりはまだ小学生になったばかりの息子のこと。残せる遺産は、子供が成人するまでのことを思うとあまりに少ない。自分が生きていれば伝えられたことも、死んでしまえば伝えられなくなる。
自分の寿命があと40年有るのか、1年なのか、3ヶ月なのかは分からない。いつ何があっても大丈夫なように、日々を懸命に、悔いなく生きたい。
残された時間で何が残せるだろうか・できるだろうか
僕がブログやYoutubeをやっている理由の一つに、何か形になるものを遺しておきたいという想いがある。僕が明日ぽっくり死んだとしても、僕が遺した記事や映像はしばらく残るだろうし、それが自分の息子や、自分の息子と同時代を生きる人にとって役に立つこともあるかも知れない。(それが自己満足であることも重々承知している)
正直に言えば、自分が発信してきた情報がそこまで有用かは自信が無い。もっと生きるために役に立つ情報を発信したいと思う。しかし、そんなものは思っただけで生み出せるわけではない。
仕事だろうと趣味だろうと、懸命に取り組んで様々な経験を経ること、新しいことや興味のあることを学び、考え、アウトプットという形にしていくこと。それらを地道にやり続けるしかない。
自分の寿命が後どれぐらいあるかは分からないが、どういう結末であれ僕はブログやYoutubeを続けられる限り続けるんじゃないかと思います。
死期を悟ることになったとしたら、動ける内に友達や親戚に会いに行きたいし、家族との時間を最大限取りたい。とはいえ、貯金を減らすわけにはいかないから仕事は可能な限り続けやんとかなぁ・・ふむむ。
まぁ、多分大丈夫なので以後は健康に留意しよう
と、まぁ、なんだか死ぬかも前提でここまで来てしまったのだけど、多分精密検査の結果は大丈夫なんだろうとは思います。
問題無いことが分かった後は、きちんと適正体重に落とし、飲酒を控え、糖質や脂っこいものを控えるようにして、各種数値を正常範囲内に戻したいなと思います。そんで、定期的に人間ドックも受けようかなと。
そして「何もなかった」ことに感謝して、今まで以上に家族との時間を大切にしたり、懸命に生きてみたり、自分が残したいモノをアウトプットできればいいなと思っている所存。
ビョーキじゃなかったからといって、明日死なんとも限りませんし。死を感じたことを奇貨として、よりよく、悔いなく生き切ってやろうと思います。