いずれブログ記事でちゃんとまとめるつもりなのでざくっとキャンプデビューの概要と反省を書いておきたいと思います。
ほぼ40歳でのキャンプデビューした所感
実は2年ぐらいかけて着々とキャンプの準備を進めてきました。最初は右も左も分からなかったので、一昨年の10月に行ったグランピングから。
一歩踏み出すきっかけはうつ病になったことだったのだと思いますが、それ以前からキャンプをやりたい⇒車持ってないし荷物置くスペースないからと諦めていたのですが、今車を持たずにキャンプに行けてることから逆算すると、ただの出来ない言い訳だったのだと思います。
40歳(厳密には後2.5ヶ月は39歳です!!)のキャンプデビューが遅いか速いかはさておき、デビューを終えた今思うことは、やっぱり自分にとっては「必要な事」であったということ。
滞在する時間に比して、設営や撤収に掛かる時間はかなりのモノだし、トイレやシャワー、洗い場まで何度もかなりの距離を往復する。料理をするのも食べるのも設備や用具も限られ、作る倍ぐらい片付けが面倒くさい。テントや寝袋の寝心地はベッドや布団と比べるべくもない。
それでも、自然の暗がりの中で、川と森と虫の声に耳を傾け、オイルランプや焚き火の火を眺めながらビールを飲む時間、ただ頭を空っぽにしてぼけーっと火を眺めるだけの時間は、どうやっても代えが思いつかない。
いや、むしろ設営や撤収の間、どのように拠点を作ろうか、ロープはこっちの向きに張ろうか、いや、もう少し強く張ろう・・などと考えながら無心に取り組む時間は、どこか子供の頃に秘密基地を作ろうとしていた感覚を思い起こさせてくれた。昔は結局作れなかった秘密基地を、今なら作ることができるのだ。
キャンプは意外にゆっくりする時間がすくない。しかし、やるべき作業に没頭する中で、仕事や悩みごとから離れることができるし、自分の生きる術(サバイバル能力)がどの程度のモノかを知れて楽しい。
「焚き火」や「自然の中でゆっくり」することだけが目的なら、恐らくグランピングの方が集中してそれらに取り組める。
キャンプをするというのは、文明の利器を捨て、限られた道具の中で効率の悪い時間の使い方をするアクティビティである。現代でムダや非効率で片付けられるそれらの行為に、ある一定数の人々が価値を見いだして今のキャンプブームに繋がっているのだろう。
今回のキャンプ地は「滝沢園キャンプ場」
今回訪れたのは「滝沢園キャンプ場」。理由は、僕のテントが「HEAVNS TENT」というハンモック式のテントであり、確実にハンモックが使えるキャンプ場である必要があったから。他にも上大島というところが候補だったが、より自然が深いところがよkったので今回は「滝沢園キャンプ場」をチョイス。
ここは芸人のヒロシも利用を公言しており、ネットでもかなり多くの評判を目にすることができることから、きっと有名なところなのだろうと思う。
なにが便利かと言えば、うちの家からドアツードアで1時間という近さ。新東名が秦野市まで到達したこと、秦野丹沢スマートICというところから10分で到達できる。
今回は子供が付いてきたので、色々買いそろえるためにスーパーやホームセンターに行ったのだけど、ソロキャンプであれば食料だけ横浜で買いそろえて直行し、薪が足らなければ買い足すだけで良い。
フリーサイトは1100円/人、駐車料金1100円。一本橋を渡る必要があり、荷物の量は絞る必要有り。ソロなら全然あり。13時チェックイン/10時チェックアウト
オートキャンプサイトは5000円で4人まで、駐車料金込み。施設費300円/人。車を横付けできるので荷物の量が多い人、家族でキャンプするならこっち。13時チェックイン/10時チェックアウト
アーリーチェックイン(9時半から使える)/レイトチェックアウト(15時まで使える)がそれぞれ300円/人。
現在コロナで民宿の風呂利用(700円)は休止、コインシャンワー200円/3分が使えるが、シャンプーやボディソープは持参する必要有り。
トイレはそこまで汚い感じでもないが、綺麗なわけでもない
フリーサイトからトイレ/炊事場が遠く、一本橋を渡る必要があるので洗い物は少なめにした方が良い。
ゴミの分別は面倒だが、回収してくれるのでありがたい
自販機もあり、飲み物に困ることはない。
受付の事務所で飲み物、アイス、食料、薪、炭などを買えるのも有り難い
次からはソロキャンメインで使うつもりなので、アーリーチェックインとレイトチェックアウトを組み合わせて自然の中でぼけーっとする時間をしっかり確保したい。
その他、
スーパーマム/DCG(ホームセンター)がキャンプ場とは逆方向だが7,8分のところにあって、買い出しの便はかなりよい
スーパー銭湯(湯花楽)もスーパーとかと同じ通りにあり、キャンプ後の汗を流す場所にも事欠かない
と、近さと安さと利便性、そしてしっかり「自然」が堪能できる点など、総合点はかなり高い。というか、もはやここを自分のホームグランドとしてヘビーローテーションすることは決定事項である。
今回の反省
今回の反省は色々有るのだけど
色々荷物を持って行きすぎた(ソロではないとはいえ正直HEAVNS TENTとテーブルとイス、調理器具だけで十分だった)
設営に時間が掛かりすぎた(不慣れだったので4時間ぐらい設営してた)
食事の献立は考えていたが、洗い場の往復のことを意識していなかった
撤去の見積もりが甘く、最後は不十分なパッキングでチェックアウト
HEAVNS TENTは夏場のキャンプには不向き(サーキュレータがあれば違ったかも)
クーラーボックスが小さく保冷能力が弱かった
山とはいえ32℃の中で設営は辛く、夜28℃までしか下がらず深夜まで寝苦しかった。
よって、今後のソロキャンプの方針としては
焚き火台とHEAVNS TENT以外の荷物はバックパックに詰められる分だけにする(滝沢園をホームとすること前提)
基本設営はHEAVNS TENT、テーブル、イス、焚き火台のみ。設置と撤去を1時間程度に圧縮する
食事は洗い物を極力少なくする方向。(まな板とメスチンで調理&盛り付けを完結する)レトルト上等。
ソロキャンプでは後片付けの楽さもあるのでドリップパックで珈琲を飲む
クーラーボックスの冷却には「冷凍のお茶」と「ロック用氷」のみを用いて、余計な保冷剤を無くす
昼の気温が30度を超えるときはキャンプしない(夜も25度以下)
最後に
暑すぎて汗の量がヤバかったとか、荷物が多すぎたとか、設営と撤去に恐ろしく時間が掛かったとか、洗い物の回数が多すぎたとか色々反省はあるけれど、その中で着実にキャンプスキルの向上や、今後に活きる学びを得られたので非常に良いキャンプデビューとなった。
そして何よりも、夏休みの最後に父子でキャンプにいけたことはとても良い思い出であり、ソロキャンプとはまた違う楽しさを味わうことができた。
次は秋口にソロキャンプに挑戦してみたい。