以前、転職サイトの情報をアップデートしたという話をしました。
実はこの頃の精神状態が”どん底”で、シルバーウィークの3連休×2を全部回復のために寝て過ごした程でした。
何故それほどやられていたかというと、今の仕事のヤバい状況を改善すべく進めていた幾つかの施策がコストカットの名の下に全てポシャったから。
また、実際に多くのトラブルと、大きなプレッシャーに晒されつづけ、自信などかけらも残らぬほどに自己無能感に苛まれていました。
回復のきっかけはホンの些細なきまぐれ
転職サイトの情報アップデートはほぼ「きまぐれ」でした。
日本の会社でクビになることはまずないのですが、このまま自分が成果を出せずに実質的にクビを言い渡された時に潔く身を引けるように準備しよう、外に目を向けることで「今の仕事が自分の人生の全てではない」ことを思い出そう、そんなことを考えていました。
実際にやってみると思っていたよりも沢山の転職エージェントと企業からコンタクトがあり、いくつか話を聞いてみたのですが少し自分の市場価値の様な物をうかがい知ることが出来ました。どうやら、いくらでも身の振り先はありそうだぞと。
それが回復の足がかりになりました。じゃぁ、もう、後は今の仕事をやるだけやって、それが評価されないようであればその時だと。
半年先、一年後ではなく明日、今週に焦点を当てる
次に自分がフォーカスするポイントを「半年、一年後をどうにかしなきゃ」ではなく、「とりあえず、今日、今週を生き延びる事に全集中」に切り替えました。
なんせ、半年一年前の自分はこの状況を予見できていなかった。新しいポジションの話をもらった三ヶ月前の自分は、今の状況をまったく予想できていなかった。つい3週間前の自分は、コストカットによる改善施策の全滅を予見できておらずダメージを受けたわけです。
3週間前に「このままでは半年後に壊滅的な状態になる」という絶望を抱えていたわけですが、どうしてこの状況すら予見できなかった自分が、半年後/1年後の状態を予見できるのかと。
失ったモノの大きさを嘆くよりも、今自分が打てる手を全部打ち尽くして、改善までは行かぬとも壊滅を免れる手を打った結果、少しだけ光明がみえるところまで状態を改善することができました。
今日、今週を生き延びる事に注力し、とりあえず12月ぐらいまでは耐えてみる。投げ出したくはないし、かといってもう一度潰れるわけにはいかないので、ある程度はドライに考える。
自分が潰れるところまでは耐えないだろうし、今の仕事で評価されない(例えば更迭される)なら評価される所に行く決断を下すのみ。引き際は決めておきたいところです。
そう、これは無理ゲーを乗り越えることによってレジリエンスを鍛え、自信をつけ、なんなら一種の悟りに至る為の試練であると。「願わくば、我に七難八苦を与えたまへ」だコンチクショウ。
ただ一つ、短絡的には行動しないこと。これだけは守りたいと思います。僕の願いは、今の状況を何とかし、皆が心穏やかに良い仕事ができるようになることなので。