0140：不安への対処療法の限界とレジリエンスという呪縛

明けない夜などなく、夜は誰にとっても暗い

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拝啓皆様、いかがお過ごしでしょうか。

僕はここ2週間程、心の調子が芳しくありません。一度持ち直したかのように見えたのですが、今は胸の奥にずーんっと不安の塊が鎮座しています。まったく嫌になってしまいます。

こういう時についついやってしまうのが苦しみからの救いを求めてネットを放浪すること。自分でも意味が無いことはわかっているんですが・・。

間違ってTwitterのタイムラインなんて見てしまった日には、誰かが誰かを攻撃しているのを見てもっと辛くなってしまいますし、結局気分が良くなることもないまま時間だけが浪費されていきます。

今のところ、ある程度の気分改善が見込めるのは

• 散歩

• 瞑想

• よく分からないヒーリング音楽を聴きながらメルマガを書く

なんですが、これらを心のよりどころにしすぎると、それでも不安が軽減・解消できないことにショックを受けてしまいます。というか、そんなことはやった上で今現在不安で胸が苦しくて頭が痛いわけです。

もうそろそろ限界なのかも知れません。本当は一日一日を乗り越えて、一週間を乗り越えて、何とか数ヶ月、半年、一年と続けたかったのですが、その「なんとか続けたい」という期待が、続けられそうにないという現実とのギャップになって自分を苦しめている様にも思います。

もしかするとレジリエンスという概念に拘りすぎているかも知れません。逆境に打ち克つことが是で、立ち向かうことでその強靱さを鍛えることが正しいのに逆境に立ち向かわずに逃げようとしている自分が許せない。それは最早呪いの一種とも言えるもしれません。

逆境から逃げ出したいと思う自分を「無責任で、弱くて、駄目なヤツ」だと許せないのか、或いは周りに人にそう思われることが怖いのか。おそらくはその両方なのだと思いますが、その為にこのまま自分が壊れていくのをただ見て見ぬふりをしていて良いのかという葛藤があることも事実です。まだ答えが見つかりません。

いずれにしても対処療法的に不安を軽減することには限界がありますし、ましてやネットに救いを求めるなんて愚策も良いところです。それでも、何とか不安から逃れる方法を、救いを求めてしまうのが人というモノなのだと思います。

だからせめて今ぐらいは、そういう自分の弱さや愚かしさを受け入れて「せやな、しんどいな。」と許すことにしたいと思います。

ただ、普通に働きたい。忙しくてもいいので心穏やかな毎日を送りたい。今は果てしなく遠く感じるこの目標に、いつかたどり着けるという希望を胸に、今はただ真っ暗な道をあちらこちらと迷いながら進んでいきたいと思います。