頑張るというのは難しい。
最善の方法を採っているとしても、視点が違えば衝突が起きてしまうことがある。言わんとすることは分かるし気持ちも分かる。しかし、それでも有るモノで頑張っていくしかない場面もある。
何でもかんでも迎合すれば良いというモノではない。それが違うと思うのであれば、嫌われることを躊躇せずにそれは違うと指摘する必要がある。正しいと思う方向に向かわせるために衝突を恐れずにぶつかっていく必要がある。
頭では分かっている。自分がやっていることに胸を張って、例え嫌われ役でも憎まれ役でもこなさなければいけないことを。それが自分がここにいる理由であり、仕事である以上必要な成果に向けて、自分はやるべき事をやっているのだと。
それでも、ダメージは残る。誰かとぶつかれば、誰かに批判されれば。人とぶつからずに事なかれに進める道もあったかもしれないし、ぶつからなければ向きを変えられなかった自分の力量不足かもしれない。そんな後悔にも似た想いと共に、ズッシリと心に受けたダメージが覆い被さってくる。
考えても詮無きことなのに、後ろ向きな考えが頭を過り、左目から涙が自然と流れ落ちる。かつては毎日がこうだったが、今は単発で発生した偶発的なアクシデントでしかないことに少し安堵する。
なので今日は日がな一日テレビを見たり、漫画を読んだりして何もしなかった。そこそこ自由になる時間もあったのだけれど、何かをしようと足掻くことは止めにした。
仕事も少し残っている。金曜日の夜にやるべきだった仕事を持ち越してしまった。もう少し元気になったら日曜日に終わらせよう。今日はもう、何もしない。
買い物に行って、ご飯を作って、薬を飲んで早めに寝よう。今は何を考えたって後ろ向きになってしまうから、来週からのことはまた月曜日から考えようと思う。気持ちを無理にあげようとせず、下がりすぎない程度に気をつけよう。
思いの外に受けているダメージをありのまま受け入れて、今はまずニュートラルに考えられるところまで回復させることだけを考えよう。何が正解で、何が正義かはわからないけれど、僕は一生懸命に頑張った。今はそれで良しとしよう。