ここ数日悶々としている。
自分のやりたい事に対して、やれる事が追いつかない。この傾向は今に始まったことでは無いし、なんなら高校生ぐらいからずっと持ち続けている。
いつかやろうと思っていることをスッとはじめて、自分の想いや作りたいものを迷い無くズバッと形にできる日が来ると夢みていたし、まとまった時間が取れなくても隙間時間にコツコツやりたいと思うのだけど、未だにやれないことに悩んでいる。
さっさと取りかかればいい
寸暇を惜しんで隙間時間に少しずつやればいい
一つずつやりたいことに優先順位を付けて順番に取り組めばいい
そんなことは分かっているけど、そんなに簡単な事じゃ無い事も分かっている。流石に20年近く社会人をやってきて、人の心理というのはそんな論理で計れるほど単純では無い事は分かっている。
やりたい事が多すぎて何から手を付けるべきか悩む
やりたいと思うけど体力と気力が追いつかず、時間が合っても取りかかれない
時間が少し出来たとしても「やりたい事の全体像」に対して時間が圧倒的に足りない
隙間時間に入り込むSNSやショート動画
恐らく、隙間時間にちょっとずつ進めるのが得意な人もいるだろうし、やるべき事に迷い無く取りかかれる人もいるのだろう。だから、そういうアドバイスが存在するのだし、実際にそれで成果を挙げている人もいる。
それに対して自分はなんと「意志薄弱」で「注意が散漫」で「ダラダラしている」人間なのだろうと陰鬱な気分になる。すぐに取りかかれず、何をやるべきか迷い、時間が出来ても何かと言い訳をしてすぐにやらない。自分はなんと駄目な人間なのかと。
そんな事をかつては本気で思っていたし、今でも油断したら思ってしまう。現に今も悶々としているし、やるべき事をやれていない自分に辟易としてもいる。
だけれども、そこに自己嫌悪を抱くのは違うんじゃないかと、もうすぐ42歳になろうかという今頃になって気付くことができた。そんな自分でも立派に仕事はこなしているし、この年までちゃんと社会人をやってこれた。
スッとやってズバッと終わらせられ、隙間時間にコツコツ進められる人間には未だなれていないけど、そんな僕でも立派に社会で生き延びてきたし、少なくとも仕事や家庭は順調だ。
アウトプット活動の自己採点が20点(100点満点)ぐらいなんだけど、
仕事と家庭が順調:100点/100点
アウトプット活動は今一:20点/100点
の200点満点中120点では無く、実は100点満点中の120点なんじゃないかと。仕事も家庭もバッチリで、アウトプット活動までバッチリになったら200/100点で界王拳2倍なんじゃ無いかと。むしろ、スーパーサイヤ人やろと。
スッ、ズバ、コツコツができるようになりたいと思うこと、それに向けて努力することは悪くはないけれど、それができないから駄目人間ってこたぁ無いだろと。仕事も家庭も順調で、今日を立派に生きられている事にまずは感謝と満足、そこから先はただの加点要素で「出来たら凄い」ことやろうと。
世の中には200点できてる人もいるけど、その人は100点満点に加点100の凄い人なので、それと自分を比べて自己嫌悪になるのはあまり得策ではないように思う。今日を立派に生きているのなら、僕らはそれで100点満点ってことでボチボチ加点を狙いましょう。