メンタルの方は底を過ぎて幾分か気分は晴れてきたように思います。
昨日まではあったプチ頭痛とふわふわした感覚が多少和らいで、地に足が付いてきた感じがあります。来週も可能な限りディフェンシブを心がけ、回復を優先したいと思います。
こういう状態の時は放っておくと内省モードになるのですが、昨日ライザップの帰りにウォーキングをしていたときにふと気付かされたことがあるのでちょっとメモ代わりに書き留めておきたいと思います。
気付かぬ内に欲をかいていた
去年の今頃は大変に謙虚だったと思います。
まずは普通に働いて、周りの役に立てるように頑張りたい。自分が社会の一員として、責務を果たし多少なりとも貢献ができる人間でありたい。
そんなことを考えていたと記憶しています。
ほんの1年半前には再び働けなくなってしまって神社に「また普通に働けるようになりますように」と願掛けをしていたわけで、そこから半年でやっと働けるようになったとはいえ、まだまだ体調も万全で無く、新しい環境に適応するのに必死だったのだと思います。
あれから1年が過ぎ、体調も良くなって、仕事に自分なりに手応えを感じていて、法人を設立したり、順調に事業拡大も図りつつある中で、少し性急に進めすぎていたのかも知れません。
自分はもっとできるはずだ。もっと頑張らなければいけない。もっと成果を出すために、もっといっぱい働かないといけない。どんどんとアクセルを踏み込むばかりで、自分自身の変化に少し鈍感になっていたのかも知れません。
こんなに頑張っているのに、こんなに凄い事をしているのに、全然認めて貰えない・・みたいな面倒くさいかまってちゃんムーブメントに陥っていた様にも思います。或いはそれ故に「認めて貰える様にもっと頑張ろう」と更に無理をしていたように思います。
プロとして、頑張る事、良い仕事をすることは当たり前。その評価は十分に対価とビジネスの継続という形で得られているというのに「もっと目に見えて評価されたい」と欲張りになってしまっていたのは本当にプロ失格だなと。
兜の緒を締め直して出直そう
もっと頑張ってもっと成果をとアクセルをふかしすぎたことも、もっと評価されたいと欲しがったことも、ひとえに増長した我が心の弱さであろうと反省しています。
上手くいっているときほど、しっかりと我が振り直すべきであったのに、もっともっとと欲をかいてしまってこの体たらくです。最も反省すべきは自分でも身体が発するシグナルに気づけていたのに「今の僕なら大丈夫」と根拠のない自信で無理をし続けたことです。
休職するところまでメンタルを傷つけたところを靱帯断裂だとすれば、今回のメンタルの不調は古傷の靱帯をもう一回捻挫してしまった様な感覚です。
この程度で済んでよかった。もっと酷いことにならなくて良かった。もう一度反省をして、やり直していける程度の失敗で良かった。反省すべきは反省し、もう一度ここから立て直していこうと思います。
フルスロットルで走れなくても、今の仕事であれば何とかできるだろうと思います。今最も大事な事に専念し、今まで善意や将来の投資と思ってやっていたことは少し脇に置いておき、なるべく無理をせず最小限の労力で最大限の成果を目指したいと思います。
そして、今一度、十分な対価と継続的なビジネスという十分な評価を得られていると言うことに感謝をし、今日この日を心穏やかに過ごせ、仕事では自分の力を発揮でき手応えを得られれていることを大変に幸せな事であると想い直したいと思います。
ほんの1年半前にあれほど恋い焦がれた「心穏やかに、普通に働ける日々」を過ごせている事に、自分がやりたいと思う仕事で力を発揮できていることに、思いがけず30年来の夢を叶える好機に恵まれていることに、まずはしっかりと感謝して、もう一度ここからはじめてみようと思います。